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インピーダンス計測のための接続方法
二端子法 (図では、●が端子をあらわします。)
もっとも一般的な接続方法です。
接続は容易ですが、接触抵抗、リード線の残留抵抗で生じる電圧降下によりによる誤差が生じます。
数オームから数メグオームのインピーダンスは、ほとんどこの方法によって測定されます。
四端子法 (図では、●が端子をあらわします。)
数オーム以下の低抵抗測定に用いられる接続方法です。
二端子法で生じる、接触抵抗やリード線の残留抵抗で生じる誤差を除くことができます。
測定素子の端子部分に電圧計を配置します。
これより電流経路の接触抵抗やリード線の残留抵抗で生じる電圧降下の影響を除くことができます。
また、電圧計までの経路に電流が流れないため、電圧計自身で誤差が生じません。
三端子法 (図では、●が端子をあらわします。)
数メガオーム以上の高抵抗測定に用いられる接続方法です。
二端子法で生じる、電圧計内部抵抗による誤差を除くことができます。
電流計は、測定素子のみに流れる電流を計測します。
電流計の入力アドミッタンスは測定素子出力部からGNDへの並列アドミッタンスと比べ十分に大きな値です。
このため信号源からの電圧は測定素子に100%印加され、また漏れ電流を無視することができます。
電圧計や測定素子入力部並列アドミッタンスに流れる電流は測定誤差の原因になりません。
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